2013年に公開された、高倉健主演映画「あなたへ」の中のひとコマ。それがきっかけのひとつなのかは不明だが、そんな相談が最近増えている。映画のような、海への散骨が現実的になって、先般当社でもお一人の方の海洋散骨をお引き受けした。
それに至った経緯は、やはり『 遺書 』。
「海へ散骨して」という言葉が、遺族の心を揺らし当社に相談にいらした。
この海洋散骨でネックになるのが、『 船のチャーター 』と『 海への散骨許可 』および、『 お骨の状態 』である。とはいってもお骨そのものを海に納めるのではなく、まず必要になるのが、「粉骨」という作業である。お骨の状態は理解できると思うが、そのものを納めるのではなく、パウダー状の粉骨にすることからはじまる。そのパウダー状の粉骨を海水にとける紙につつんで散骨をする。それが正しい姿である。
当然船も大切な条件となる。どんな船でもいいわけでなく、専用の船が必要となる。
海となれば公共のものでもあり、勝手に散骨はできない、許可制である。当社では、様々な条件をクリアし、6か所の港[秋田・小樽・仙台・千葉・神戸・沖縄]いずれかの出港のお引き受けが可能(一部エリア冬期不可)。