株式会社JA山本葬祭センター > スタッフインタビュー > 大髙 智寿さん
-
クオーレが能代で営業開始した
草創期から支え続けている大髙智寿さん
女性ならではの和やかな物腰と
芯の強さも併せ持つしっかり者で
社内外問わず頼りにされています
-
-
●前職は何をしていらしたんですか?
東京で宝飾関係の仕事に就いていました。その後、能代に帰って来て、市役所で臨時職員をしていたこともあります。
●この仕事はどうして?
葬儀の事業に携わることができたらと思い、事務職の募集に応募し、入社しました。
最初は事務方として入社しました。人前で話すことが苦手だったので、どちらかと言えば影の方でのお手伝いをするつもりでした。たまに葬儀の司会をしてもらうかもしれないですよ、というお話はあったのですが、たまに、がそちらがメインになってしまいました。最初司会をした時は、頭が真っ白になって、自分で何を話しているのか判らなくなってしまったんですよ。
●現在のお仕事は司会がほとんどなのですか?
いいえ、今はディレクターとしてご安置の喪家の担当がメインです。
ご安置というのは、亡くなられてからまっすぐ当社の安置施設にいらっしゃる方です。一旦自宅に戻られてから火葬後などにいらっしゃる場合もあります。ご葬儀の打合せから準備、葬儀が終了するまでの管理業務はもちろんですが、その間安置施設に数日滞在されますので、滞在中の様々なお世話もします。
当社のディレクターは男性、女性がいますが、ご安置やホール葬は女性がメインとなります。男性はご自宅に戻られる喪家の担当がメインとなります。
●今では葬祭ディレクターとして活躍されているのですね。
活躍できているかどうかはわかりませんが・・・。思ってもいなかった葬祭ディレクターという仕事をしていますが、難しさゆえのやりがいや満足感も感じています。喪家によって望むことが違うのでまずは信頼関係を築くことが大切だと思っています。
●大変なことはありますか?
昔はご葬儀に詳しい親戚の方などがいて取り仕切ってくれたものですが、特にご安置の場合だとあまりいないことが多いですね。そういう時はある意味親戚の役目も果たさなければいけないのですが、これがなかなか大変です。「何もわからなかったけど無事に葬儀を終えることができて本当に良かった」などと言って頂いた時はとてもありがたかったです。
●目標にしていることはありますか?
葬儀はすごくデリケートな事が短い間にどんどん進んでいくので、最初はできない自分、うまくやっていけない自分にすごく落ち込みました。そんな時、当社の社長の言葉に救われたんですよ。
「人と比べて自分を評価する必要はない。昨日の自分より今日の自分がほんのちょっとでも成長できていれば、それでいいんだ」
漠然と長い道のりだと目標も見失いがちですが、昨日だと比べ易くて、昨日できなかった事が今日はできてるって思うようにしています。そしたら失敗する事が怖くなくなりました。それまでは「人ができることがどうして自分はできないんだろう」と悩んでましたが、この言葉を聞いてからは「今はできなかったり、失敗したりもあるけど、いずれできるようになります」という気持ちになれました。
毎日のように失敗もありますが、少しずつでも自分を高められる仕事ですので、とても良い職業に就けたと思っています。
●ご主人は?
主人は消防です。救急隊員で救急車に乗っています。
私の仕事も遅い日が続いたり主人の方も泊まりの勤務などですれ違いがちになることも多いです。気が付けば、夫婦らしい会話もしばらくしてないな・・・とか。ゆっくり顔も見てないな・・・。とか。
●お休みの日はどうしていますか?
あまり遠くへは出かけませんが、ちょっとドライブくらいですかね。あとは二人とも寝てたり・・・(笑)
一緒に居られる時間は少ないんですけど、お互いに相手の仕事を理解し、尊重しているから何とかやっていけるのかな。まあ、主人にはかなり我慢してもらっている部分もあるので、本当に感謝しています。
女性が仕事を続けていくのって、夫の協力無しでは無理ですからね。
職業は違いますが、二人とも人の生死に関わる重要な仕事で、お互いに大変さを理解しあっているんだと思っています。
平成25年2月
-